2010年10月01日

行列のできる患者に優しい”無痛”大腸内視鏡挿入法

昨年来、執筆していた世界最高水準の無送気軸保持短縮法を解説した初めての本


行列のできる患者に優しい”無痛”大腸内視鏡挿入法

表紙 圧縮

全校正が終了して、いよいよ今月13日からの国内最大の消化器病学会

DDW横浜 にて本邦初披露予定

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癌研有明病院 名誉院長 武藤徹一郎先生も推薦



「日本にもこのような臨床家がついに現れた事への大きな賞賛を贈る」


筆者が大腸内視鏡に初めて触れたのは1970年、場所はロンドンのSt. Mark病院であった。挿入法などは存在せず、眼前の孔に向って押しの一点張り。これは人間の本能として当然の行動であろう。最初からセデーションを使っていたので患者は苦しまなかったが、セルシンを合計120mgも静注した結果、翌日まで眠いという患者がいたり、ループ形成防止の目的で鉗子孔に挿入したピアノ線がスコープの外に突き抜けたり(幸い腸壁には達しなかった!)などなどの珍事を経験した。当時ニューヨークMt. Sinai病院のDr. ShinyaがCFの名手として世界的に有名であったので、帰国時にわざわざCFを見学するために立ち寄った。わずか2〜3例だったが目から鱗とはあのことだろう。スコープのひねりと引き戻し(押してダメなら引いてみな)という、基本的な技術を初めて目にした時の衝撃は今でも憶えている。一緒にCFを行っていたDr. Williamsに直ちに手紙で報せたものだ。


帰国してからはスネアーの材料を片手に(当時はスネアーは市販されていなかった)ポリペクトミーに熱中した。Dr. Shinyaの所に留学してその技法を伝える若者も現れ、学会では盲腸への到達率、到達時間が秒単位で競われた時代であった。ところが、今やCFはルーチンの検査法として定着し、大腸癌死亡数が男女ともに増加の一途をたどっている現状からみても、CFの重要性は増す一方である。しかし、その技術的困難さと患者の苦痛(被験者のネガティブキャンペーンの影響は大きい!)のために、普及には様々な問題が残っていることも事実である。


CF挿入法の技術書は多々あるがいずれも超有名人によるもので、立派な教科書であるが必ずしも優れた技術書とはいい難かった。本書はそれを見事に解決したユニークな本である。5人の達人がそれぞれの技(ワザ)と工夫を、図解あるいは写真によってヴィジュアル化し、読者に分りやすく伝えることに成功しており、この従来にない新しい試みが新鮮である。失礼ながら学会ではあまり名の知られていない5人のエキスパートが、別々に各章を担当して各人の技を示しているのが、本書の最大の特徴であり優れている所である。現場で活躍している人の話は説得力に富んでいてためになる。修業中の医師の体験記もユニークで面白い。空気を入れずたわませずに直線的に挿入する(無送気軸保持挿入法)、という大目標を達成する為の工夫が少しずつ異なる所が興味深く、読者にとっては大変ためになるに違いない。CFの世界からすでに遠のいて久しい筆者にとっても、図を眺めて“ナルホド!”とうならせる内容が少なくない。


ちなみに本書の中の3名(大西、武神、多田)が東大病院大腸肛門外科の出身であることに驚かされた。筆者の退官後に大腸肛門外科に加わった若者達がこの様に成長し、市井の臨床家としてその成果を世に問うとは何と素晴らしいことだろうか。大学病院や大病院の医師ではなく、開業医達が本書をまとめたその心意気に敬意を表したい。多くの市井の医師達が本書の執筆者達を手本にして、その技術を習得することが大腸癌の早期発見に大きな役割を果たすに違いない。少数の名人によってではなく、多数の一定レベル以上の技術によって、より多くの人々が恩恵を受けることが医療として意味があるのだと思う。日本にもこの様な臨床家がついに現れたことへの大きな賞賛と共に、本書をすべての若い大腸内視鏡医に推薦したい。


癌研有明病院
メディカルディレクター
武藤徹一郎

辻仲病院柏の葉院長 辻仲康伸先生 からも推薦文を頂きました

「日本の消化器内視鏡医のみならず、世界の医師にも伝えたい一冊」


今回,辻仲病院の誇る内視鏡の名手たちが,特に大腸内視鏡をいかに無痛で盲腸まで到達させるか,それぞれの鍛錬を重ねた技術を論文として解説することができたのは極めて意義深い.現在は既に辻仲病院から独立しクリニックを開業している医師もいるが,すべては辻仲病院で開発し,進化し,より安全で苦痛のない大腸内視鏡を挿入することを学んだ医師たちである.これらの医師は例えば世界選手権がもし開かれたとしたら,日本代表に選ばれる可能性のある医師たちであり,その技術は文字通り世界の最先端を行くものである.

 そもそも大腸内視鏡は苦痛であるとの評判が古くからあり,20年前には大腸内視鏡を盲腸に挿入できる医師も少ない時代であった.X線透視下に内視鏡の位置を確認しながら腹部圧迫により押し込む方法が堂々と主流を形成していた.やがて,米国で学んだ医師が帰国し,一人法として左側臥位で挿入する方法が広められていった.その方法は当時としては革新的であり,その後の挿入技術の発展に繋がっていった.

 無痛,安全,信頼できる治療,診察能力,これらは日本の内視鏡医が世界に誇れるものである.辻仲病院で研鑚を積んだ医師たちがそのエッセンスを本としてまとめられたことの意義は極めて大きい.日本の消化器内視鏡のみならず,世界の医師にも伝えたい一冊である.
 最後に今や大腸内視鏡はどの消化器医にも必須の検査である.これを行うにあたって本書が極めて役立つものであることを確信する.またこれらを書した著者たちに大いなる敬意を払うものであると同時に心から感謝を申し上げる.


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この本が日本の大腸内視鏡技術の更なるレベルアップに寄与する事を祈っています


2010年02月24日

医療崩壊を歌う初音ミク



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2008年09月19日

医療コラム連載のお知らせ

こんにちは、久しぶりの投稿ですが、書きたいと想った事があったときにかいている不定期更新のブログですのでご勘弁を

おかげさまで、2008年7月をもって武蔵浦和メディカルセンターはオープン2周年を無事迎えることが出来ました。本当に有難うございます。

振り返れば、2年前のオープン以前は、全国最大級の前代未聞のクリニック6軒同時オープン(その後、耳鼻科が遅れてオープンして合計7軒)ということもあり、

クリニック同士のつぶしあいになるとか、大規模で高額な最新鋭の設備が常軌を逸しているとかいうようなご意見も数多くあったのですが、現時点の状況(全てのクリニックが成功している)からすると、専門性を高めたプロとしての医療活動が昨今の医療崩壊を打破する選択肢の一つの手段として有効なことを証明できたのではと(ちょっと傲慢?)想ったりもしています。今月は政府関係の海外からの視察団まで来訪されるようになりびっくりしています。

また、2008年前半も武蔵浦和メディカルセンターただともひろ胃腸科肛門科のご利用有難うございました。新規に利用いただいた方は月平均450名ほど、内視鏡件数も経鼻胃内視鏡と無痛大腸内視鏡あわせて月350件ペースと多くの方に頼りにしていただき誠に有難うございました。

痔の日帰り手術に関しても、埼玉県ではジオン(痔の硬化療法、注射で痔を治す治療法)実施実績は月25件ほどとNo1の件数を大きなトラブルなく施行できています。なんども繰り返しですみませんが、注射だけで症状が取れるのは(全員に出来るわけではないにせよ)喜んでいただけてやりがいを感じて日々の診療に当たることができます。

クリニックの近況はともかく、最近の医療のことで(個人的な意見ですが)思った事がいくつかあるのですが、ちょうどそんなとき、日本ビジネスプレス社より医療コラム連載のお話をいただきました。

日本ビジネスプレス社のページはこちら



日本再生>明日の医療 の欄になります



一回目の掲載日は10月15日
2回目の掲載日は10月23日、以後隔週木曜日の掲載です。


日本ビジネスプレス社のページはこちら(日本再生>明日の医療の所です)




どうぞこちらもご覧いただけると嬉しく思います

2008年01月19日

週刊「東洋経済」と日本経済新聞に書かれたことと載らなかったこと

ご無沙汰しております(不定期更新でごめんなさい)

2008年度あけましておめでとうございますというほどの時期でももうなくなってしまいましたが、2007年度は本当にクリニックの皆様のご支援有難うございました。

2007年1月から12月までの武蔵浦和メディカルセンターただともひろ胃腸科肛門科の、延べ利用人数は12787名、新たにご利用いただいた方(診察券を2007年度中に初めて発行した方)5263名と本当にびっくりするくらいたくさんの方に頼りにしていただき誠に有難うございました。

内視鏡検査は、ラクチン胃カメラである経鼻胃内視鏡は1371件、無痛大腸内視鏡検査は1546件、痔の日帰り手術も355件とさいたま市内といわず、全国規模でもクリニックとしてはトップレベルの件数を重大事故ゼロで施行することができました。

ラクチン胃カメラである経鼻胃内視鏡ですっと鼻から内視鏡を入れて食道から胃から十二指腸まですみずみまで10分程度で見てくるのは、初めての人には「今までと全く違う」本当に喜んでいただけて、こちらとしても本当に嬉しいです。また、軸保持短縮法による無痛の大腸検査は「ここは痛くないから」「口からやる胃カメラよりも楽」「知り合いから大腸内視鏡について聞いていたつらさとぜんぜん違う」といまでも連日のお褒めの言葉有難うございます。痔の日帰り手術も、仙骨麻酔(尾骨:お尻の出っ張ったところに注射を一本打つ)で手術時間は15分、麻酔が切れるまで休む時間を含めても程度4時間ほどで終わりますので、「10年間の悩みがこんなに簡単に解消するとは」と感謝していただきやりがいを感じて仕事をさせていただいております。

今年もスタッフ一同この実績に甘んじることなく、より一層の努力を続けていきますので、宜しくお願い申し上げます。

近況報告はさておき、

今回のブログの話題なんですけれど、昨年後半、私事ですが二つの有名メディアから取材を受けました。

それが週刊「東洋経済」と日本経済新聞なんですけれど、いや本当に週刊「東洋経済」さんは医療特集号の取材だけあって、僕ごとき(というと変?)のところに記者2名が1時間みっちりインタビューをしにこられましたし、日本経済新聞さんもインタビューシートに沿って1時間近く取材していかれました。

膨大な量の取材を行ったうえで、記事は作成されるんだなあ・・・と改めて実感する出来事でした。

記事には当然ながら、インタビュー内容の本当にごく一部しか紹介されていないのですけれど、このブログでは、記事やスペースの制限などと言うものはもちろん存在しませんので、

週刊「東洋経済」と日本経済新聞に書かれたことと載らなかったこと

と題して、最新の医療特集記事および医療事情の裏話を語ってみたいと思います。

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2007年07月10日

大腸ガンで命を落とさない方法

お久しぶりです(いつもいつもこのパターンですけれど)

おかげさまで、埼玉県さいたま市南区の無痛大腸内視鏡検査/経鼻胃内視鏡検査/痔の日帰り手術の専門クリニック 武蔵浦和メディカルセンター ただともひろ胃腸科肛門科はおかげさまで無事、オープン一周年を迎える事ができました。

クリニックオープンから一年間の2006年7月3日から2007年6月30日までの当院の診療実績なんですけれど

診察券を発行した方(新患数)3505名、無痛大腸内視鏡検査 1143件、ラクチン胃カメラの経鼻胃内視鏡 1052件、痔疾患の日帰り手術 273件 と数字で言うとこのようなものになります。

もちろん、内視鏡を年間5000件以上施行している施設も有るのはそうなんですけれど、それでもクリニック開業一年目で無痛大腸内視鏡検査 1143件、ラクチン胃カメラの経鼻胃内視鏡 1052件、あわせて年間2200件というのは埼玉県では随一の実績であるのは間違いないでしょうし、多くの方がそれだけ信頼して検査を受けて頂いたという事には本当に感謝のしようもありません、心より御礼申し上げます。

痔の日帰り手術で言うと、最近はジオン(ALTA、痔の硬化注射療法)が急激に増えてきています

・手術よりも注射で固めてしまうだけなので、処置後の痛みや出血が遥かに少ない(重い感じや違和感程度)
・注射翌日から出血や脱出が消失するので、効果がすぐに実感できる
・もちろん日帰り処置

従来の手術しか治療法が無かった頃に比べると、選択肢が増えたという事は間違いないでしょうし

全ての内痔核が治療できる訳では有りませんけれど、それでも外痔成分(外に出っぱなしの部分)が小さい場合には、「遥かに痛みが少なく、すぐに効果が実感できる」(今までの手術と比べての話ですが)夢のような治療と言って良いかと思います。

近況報告ばかりで本題から大分ずれてしまいましたが

今回のブログの題名なんですけど、これは僕が今年初めにある医学雑誌(名前は出せませんけれど、日本医師会の生涯教育の単位に指定されている由緒ある雑誌(読めば日本医師会の単位がつく))から依頼されて書いた原稿の題名です。

それでも、その原稿はカットされた部分が発生して、掲載されたのはその残りだけでした

何がまずかったかとか、どこがカットされたかに関しては、業界特有の理由ですので(というか書く価値もないくらいつまらない理由なので)ここには書きませんけれど

このブログでは

全文一気掲載!!

します(妙な制限や審査が入らないところがブログの良いところですよね!)

ぜひあなたもノーカット版の原稿を読んでみてください
(専門医以上の内容が書いてある事間違い無し!?)

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やばいけど顔出ししてます
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