2005年11月25日
時代とともに評価の変わったバリウム検査
僕が医者になった頃(10年前)は、胃も大腸もバリウム検査がまだ主流でした。
胃と大腸のバリウム検査法の修練を、研修医の頃から、初期研修の頃までずっとやっていました。
特に、大腸検査に関しては、バリウム検査が大半を占めており、
大腸内視鏡は2人法(一人が内視鏡の前進後退を担当し、もう一人が上下左右の方向を操作する方法)ないしは、
透視下(レントゲンで内視鏡の位置を確認しながら行う)などで、やっていたものです。
もちろん、その当時も、大腸内視鏡を1人でレントゲン照射なしに5分程度で行う専門医の人たちがいらしゃいましたが、まだまだ少数派でした。
今は、大腸内視鏡を5分で挿入できる人たちはさほど珍しくなくなり、ついには、自分で自分の内視鏡を2分で行う(!!!)先生もいらっしゃる時代です。
それくらい、技術レベルが全体に上がってきた中では、
内視鏡より診断力に劣り、放射線被曝も多いバリウム検査の評価も低くなってきてしまうのは仕方のないことなのかも知れません。
バリウム検査は「人の影」をみて、その人が誰か当てるのに似ており、
直接光を当てて観察する内視鏡とは診断力において、格段の差があるのは間違いないと思います。
さらには、放射線被曝も多く(内視鏡はゼロ)、
レントゲンに向かい体の向きをあちこち変え、ベットが上下して転倒の危険がある、
バリウム検査で異常があったら、結局内視鏡検査を受けなければならない・・・
内視鏡なら、簡単な処置がその場で出来る
などを比べると格段の差だと思うのは僕だけでしょうか?
医療技術の変化とともに、
バリウム検査の意義も確実に変わってきていると思います。
もっとも、病変の位置関係を知りたい場合には、内視鏡検査よりもバリウム検査が優れているので、
携帯電話の普及に伴い、ポケットベルがほぼ姿を消したように、
もうすぐ、バリウム検査がなくなってしまうとは思いませんけれどね。
バリウム服用後に4人死亡 消化管に穴、高齢者は注意
胃と大腸のバリウム検査法の修練を、研修医の頃から、初期研修の頃までずっとやっていました。
特に、大腸検査に関しては、バリウム検査が大半を占めており、
大腸内視鏡は2人法(一人が内視鏡の前進後退を担当し、もう一人が上下左右の方向を操作する方法)ないしは、
透視下(レントゲンで内視鏡の位置を確認しながら行う)などで、やっていたものです。
もちろん、その当時も、大腸内視鏡を1人でレントゲン照射なしに5分程度で行う専門医の人たちがいらしゃいましたが、まだまだ少数派でした。
今は、大腸内視鏡を5分で挿入できる人たちはさほど珍しくなくなり、ついには、自分で自分の内視鏡を2分で行う(!!!)先生もいらっしゃる時代です。
それくらい、技術レベルが全体に上がってきた中では、
内視鏡より診断力に劣り、放射線被曝も多いバリウム検査の評価も低くなってきてしまうのは仕方のないことなのかも知れません。
バリウム検査は「人の影」をみて、その人が誰か当てるのに似ており、
直接光を当てて観察する内視鏡とは診断力において、格段の差があるのは間違いないと思います。
さらには、放射線被曝も多く(内視鏡はゼロ)、
レントゲンに向かい体の向きをあちこち変え、ベットが上下して転倒の危険がある、
バリウム検査で異常があったら、結局内視鏡検査を受けなければならない・・・
内視鏡なら、簡単な処置がその場で出来る
などを比べると格段の差だと思うのは僕だけでしょうか?
医療技術の変化とともに、
バリウム検査の意義も確実に変わってきていると思います。
もっとも、病変の位置関係を知りたい場合には、内視鏡検査よりもバリウム検査が優れているので、
携帯電話の普及に伴い、ポケットベルがほぼ姿を消したように、
もうすぐ、バリウム検査がなくなってしまうとは思いませんけれどね。
バリウム服用後に4人死亡 消化管に穴、高齢者は注意
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この記事へのコメント
1. Posted by ぺけ
2006年02月28日 13:28
初めまして。検索で飛んできました。
(長くなってしまったので分けます)
会社の健康診断が去年から変更になり、
法定項目以外に上部消化管X線が全社員必須になりました。
去年は他にも色々とあり、鬱病を患って休職したので受けなくても済んだのですが、今年はどうやって拒否しようかと考えるだけで既に胃痛ひどくなっております。
胃カメラなら楽なのですが、健康な時までどうして会社で強制的にX線検査を受けさせられなければならないのでしょうか。
大腸.comを見てもX線検査にはあまりメリットはないようですし、ペプシノーゲン法というものではだめなのでしょうか?
(長くなってしまったので分けます)
会社の健康診断が去年から変更になり、
法定項目以外に上部消化管X線が全社員必須になりました。
去年は他にも色々とあり、鬱病を患って休職したので受けなくても済んだのですが、今年はどうやって拒否しようかと考えるだけで既に胃痛ひどくなっております。
胃カメラなら楽なのですが、健康な時までどうして会社で強制的にX線検査を受けさせられなければならないのでしょうか。
大腸.comを見てもX線検査にはあまりメリットはないようですし、ペプシノーゲン法というものではだめなのでしょうか?
2. Posted by ぺけ
2006年02月28日 13:29
最近、バリウムを飲んで起きた事故のニュースも出ましたし、会社は賠償金は払ってくれるかもしれませんが、この年で人工肛門なんてことになったらもう生きていられません…。
特別な理由がある者は申し出れば受けなくて良いとのことですが、苦しいからとか下剤を飲むと痔がひどくなるからとか浣腸されて手足が冷たくなって気を失ったことがあるから下剤を飲むのが怖いなんて理由がいえるわけもありません…。人事部に出した個人情報は簡単に広まるものなのです。まして自分の同期が担当なんて冗談じゃありません。
特別な理由がある者は申し出れば受けなくて良いとのことですが、苦しいからとか下剤を飲むと痔がひどくなるからとか浣腸されて手足が冷たくなって気を失ったことがあるから下剤を飲むのが怖いなんて理由がいえるわけもありません…。人事部に出した個人情報は簡単に広まるものなのです。まして自分の同期が担当なんて冗談じゃありません。
3. Posted by ぺけ
2006年02月28日 13:29
健康診断なんて流れ作業的でプライバシーへの配慮もありませんし、X線検査を強制することは違法にはならないのでしょうか?本気で退職を考えています。一日も早くもっと高精度で苦痛の少ない検査が普及しますように…。ブログ主さん頑張って下さい。
4. Posted by
多田智裕
2006年03月05日 10:12
はじめまして、コメント有り難うございます。
バリウム検査よりも、直接内視鏡検査を受けた方が、はるかに正確です。(実際バリウム検査では、見落として、発見が遅れてしまい、トラブルになったことを何度も経験しています)
「僕は内視鏡検査を受けますので、バリウムは受けません」との旨、申し出て、かわりに内視鏡検査結果のコピーを提出されてはいかがでしょうか?
悩みが少しでも楽になれば幸いです。また是非遊びにきて下さいね!



