2005年11月28日

胃内視鏡なんて飲むものか!

「昔、二人で、きたところね・・」

キャディラックの運転席の女性が、助手席にじっと座っている男性に声をかけました。

「うん」 

男性は弱々しくも、威厳を込めてしっかりと答えます。


車内の空気がピーンと張りつめます・・・


後部座席に乗っている女性(たぶん、この人が助手席の男性の奥さん)も、無言です。


僕も、後部座席に乗っています。



今ならば、

「民間救急車(タクシーの3倍くらいの料金がかかるが、車内にベットと、救急車なみの装備があり、看護士も同乗する)を使って!」

という話になってしまうのでしょうが、

10年前、

僕が研修医の頃はまだ、そのような便利なシステムは存在せず、転院に一人研修医が付き添っていくのは半ば当たり前のことでした。


なので、僕は東京から長野まで、後部座席に座り、この旅に同行しているのでした。

胃癌の末期である以上、それほどたいしたことが出来たわけではないのですが、何というか、付き添っているよ!という気持ちの問題なんだったと思います。

(もちろん、上手く伝わったのかは僕には判断しようがないのですが・・)


故郷の病院に無事到着し

「ありがとう」

というその男性と握手を交わし、僕は病院を後にします


時は流れてはや10年・・・


これまで、胃内視鏡がつらくて飲めなかった方たちが、

(全くゼロとは言いませんが)それほど苦しまずに経鼻胃内視鏡を受けるのをみて・・・


僕は想い出してしまいました。


「胃内視鏡なんて飲むものか!」

と拒否し続けて、症状がかなり重くなるまで胃内視鏡を飲まなかったあの人も

これだったら、気が変わってもっと早く飲んでくれたのかな?



「先生、研究して胃癌を無くしてね・・・」

その約束は果たせていません。

でも、僕は胃内視鏡検査をこれまでより楽に受ける方法を見つけることが出来たような気がします・・

(読んで気が重くなる話だったらごめんなさい!)

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やばいけど顔出ししてます
横浜方面の方必見!
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