2005年12月01日

寒い夜だから・・・

ピーポーピーポー!! 

フワン・・・

(サイレンの鳴りやんだ音のつもり)


バタン! 

とドアが開き、救急隊員とストレチャーがなだれ込んできます。


「49歳男性、階段を10段飛び降りて、両足首痛を訴えています!」


簡単に、全身を診察し、他に明らかな外傷がないことを確認して・・・



ん?


「ところで、何でこの方、階段を10段も飛び降りたの?」


救急隊隊長が微妙な表情をします



僕に近寄ってきて、

声に出すことなく、救急搬送報告書の片隅に文字を書いていきます・・・










???

入院希望?





僕が研修医の頃、指導を受けた教授が仰っていました

「どういう理由であれ、病院の方が居心地が良いという人の気持ちを分かるようになりなさい・・」


(注:現、癌研有明病院の院長先生のことではありませんよ!)


この方は、生活保護受給中で、その場合、当たり前といえば当たり前ですが、医療費は無料です。



寒い夜だから・・・



路上生活ライフを送る人にとってはつらいこともあるのでしょう。

入院すれば、部屋で三食食べることが出来る・・・

そのためには・・・・




医学的には、足首の骨折がなければ、自宅で経過観察が可能です。

しかし、歩行困難な場合は、入院経過観察することも、また可能です。


つまり、医学的には、入院か、自宅経過観察かは微妙な状況で、主治医(診察医)の判断にゆだねられている状況なのです。


(もし、足のけがなら入院出来ることを知っていて、やったならば、かなり事情通の(リピーター?)可能性もあるといえばありますが・・・)




僕は、レントゲン写真をチェックした後、つづいて入院指示書の記入を始めました。


僕は、ここで、説教をたれるべきなのでだったのでしょうか?

でも、それはそのときの僕には人間の尊厳を冒すような気がして出来なかったのでした。



寒い時期になると、想い出すエピソードの一つでした。

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やばいけど顔出ししてます
横浜方面の方必見!
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