2005年12月01日

大腸癌検診のまやかし

「先生!、この便を採取した時、ちょうど痔が悪化して、少し血が出ていたんです!」


「そっかー、今回の検査では、便に血が混じっているのは2回のうち、1回だけだから、

もう一度検査して、次が陰性だったら良しとしようか!」



検診専門の先生が実際にしていた話です。

(マジで実話ですよ!本当に!!!)



この時期、自治体による大腸癌検診が行われています。

便潜血検査といって、便のごく一部を2回採取して、微量の血液が混じっているかどうかを調べる検査のことです。

便に微量の血液が混じっていれば癌の可能性があるから、

精密検査(注腸造影(腸のバリウム検査)または大腸内視鏡検査)を受けなさい。

という制度です。


なので、冒頭のような、検診専門の先生が


「1回陽性だったけど、もう1回検査して陰性だったら大丈夫!」


と言う(と思わせる発言を行う)のは、


論外!!!!


と(僕は)思う。


制度の趣旨としては、1回でも引っかかったら、精密検査を受けること!

なのだから・・・・

痔だと思っていたら大腸癌でしかも進行癌という方を見かける経験を僕はどれほどしてきたことか・・・



もちろん、精密検査を勧めたけど、本人の自由意志で受けない場合は、全く問題ないと思う

(だって、個人の意思は尊重すべきだから)


でも、まやかしの説明をして、患者受けをねらっていると思われても仕方のない発言を行うのは、


はっきりいって


「有罪!!!!」


だと(あくまで僕個人は)思う。



でも、

もっとまやかしなのは


「はい、今年の大腸癌検診の結果、2回とも便潜血は陰性でした。

今回は、大腸癌の心配はありませんよ!」


と説明することだと思う。


(このように説明している先生はごまんといると僕は思う・・・)


そもそも、便をごく微量採取しただけで、(いくら2回法の方が精度が高いとはいえ)


大腸癌は100%発見することは出来ません!!!!

(よくよく考えれば当たり前ですが・・・)


確率として、進行癌で80%くらい、早期癌では・・・50%くらい?

50%ということは、半々・・・


なので、

「進行癌で手遅れになる前に、発見するのにそれなりに役立つ」

というのが、

この便による、大腸癌検診の意義なのです。



それでも・・・

今日も、あちこちのクリニックや病院で、


「手頃な検査」



「手軽な安心感」

を安売り(言い過ぎかな?)

している医師が数多くいるのでしょう・・・・



僕は、今日・・・

便潜血が2回とも陰性の人に


「大丈夫ですよ!」


という代わりに、


進行癌でも引っかからない可能性と、早期癌の多くは見逃されてしまう可能性の話をしてしまいました・・・


どんな表情をされたのかは言うまでもないでしょう・・・


なので、


僕は大腸癌検診(便潜血)の結果説明をする仕事は大嫌い!!!!!!


です。


早く、大腸内視鏡が検診として採用されないかな・・・?

医療費削減ばかり叫ばれる、このご時世では、夢のまた夢であることも十分に分かっているのですけどね・・・・

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1. 医者いらずの時代も来る?  [ 無痛で早い大腸内視鏡検査の記録ブログ ]   2006年01月03日 23:31
当直中,ネットで見つけた商品DEMECAL. おそるべし... 指先にチクッと針をさして自分で血一滴とれば,生活習慣病から癌検診まですべてわかるそうです. 結果は携帯やパソコンからチェックできる. 異常があれば医者へって仕組みですね. こんな少量の血(0.5ml)....

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やばいけど顔出ししてます
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