2005年12月04日

医療制度改革の本当の意味

「いくらお金があっても、個室には入院することは出来ませんよ!

個室は重症の方が入る場所なので、軽症の方は一般病室(4または6人部屋)です!!」


10年前、僕が医師になった頃には、こんなことはまだまだ当たり前でした。

実際に、某全国新聞社の社長さんも、4人部屋に入院して手術を受けていました。



でも、差額ベット(個室料金の徴収)が大幅に緩和され、

一日3万くらいの差額が発生する個室が特に珍しくも何ともなくなった今・・・


「(お金のある方は)どうぞ個室に入院してください!

うちの病院はこんなに快適に過ごすことが出来ますよ!」


という趣旨のアピールを目にすることが多くなりました。

東大病院も一日10万前後の差額の個室が専用フロアーに設置されています。


別に、僕はえらそうに、「だから医療は間違った方向へ進んでいる!」みたいな趣旨の発言をするつもりは全くありません。

単にずっと医療現場で働いてきて、


「変わってきたなあ・・」


と思うだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。



今回の医療改革も、

「医療費削減(抑制)」が主旨で、

決して、

「医療技術と水準が上がってきているのだから、政府負担を増やしましょう!」

という主旨ではなさそうです・・・


(高齢者医療費の個人負担は増えますけどね・・)


そうなると・・・

削減(減点)された収入を補うため、

そして、医療コスト負担する人たちに、アピールするため


差額個室、そして高級人間ドックのような

お金を持っている(払う余裕のある)方向けのサービスは、

必ずや、今後ますます充実することでしょう・・・


まあ、国の給付部分を減らして、自己負担を増やすと

受けることの出来るサービスが、持っているお金により格差がついてしまうのは

当たり前といえば当たり前なのでしょうけれどね・・・



くどいようですが、べつに、良い悪いの判断をしたいわけではありません、

ただ単に、僕がそう思っただけです・・


トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
やばいけど顔出ししてます
横浜方面の方必見!
気合い(?)の最新記事
過去ログも熱い!
Blog内検索
おすすめ!痔の百科事典