2005年12月21日

80歳、90歳、喜んで!

「こんにちは、○○さん、これから大腸の検査始めますね!」

「よろしくおねがいします。」


5分後・・


無送気軸保持短縮法で、腸管をたたみながら進んでいく訳なのですが、なぜか難しいのです。

なんていうか、たたんでもたたんでもたたみきれないというか・・


ちらっと、年齢の所をみると・・・



92歳



!!!!



どうりで、いつもより難しいわけです。

なぜかというと、年齢に伴い、腸管の腹腔内での固定が緩くなります。

体の中も、皮膚のしわと同じように、臓器同士の固定がたるむようになるのです。(多分)


高齢者には、胆嚢捻転症という、胆嚢が270−360度くらい回転して、胆嚢への血流が遮断され腐ってしまうということ(!)も起こるくらいです。


なので、腸管をたたむといっても、固定されている部分が少ないのでたたむのが難しくなります。

どんどんたためてしまうわけですね・・・


80歳以上で有れば、肛門から盲腸まで40cmくらいに(!)たためてしまうことも珍しくありません。

(あ、普通は完全にたたんで70cmくらいです。)


それはともかく、


なんていうか、90歳には最初挨拶したときにはとても見えなかったんですよね。


それと、


つぎの会話でなおビックリ!



「いやー、定期的に診てもらった方がいいと思って、毎年大腸内視鏡受けているんだよね。」



(えーー! この方、病気の経過観察じゃなくて、健康診断の方なのか!!!)



「毎日使うものですから、確かにそうですよね。」


いや、そういう心がけだから、お元気で長生きされているということなのでしょうけれど・・


うーん、凄すぎる!!



無事、倍以上の時間(15分位?)が挿入にかかってしまいましたが、盲腸まで観察して

「今回はとくに異常ありませんでした。おつかれさまです。」

「いやーこれで安心してまた過ごせるよ。」



でも、

最近は、大腸内視鏡を80歳代で受けられる方は、全然珍しくはありません。


点滴をしっかりしたりとか、投与薬剤の量を調節したりとか、

いまいったような、挿入方法のテクニックが必要は必要ですけどね。


なので、

80・90歳でも、検診での胃内視鏡・大腸内視鏡はこれからは当たり前になる!!


のかもしれませんね。


自分でやっていながら、医療レベルの変化に驚いているの僕なのでした。

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やばいけど顔出ししてます
横浜方面の方必見!
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