2006年08月17日

NBIと経鼻胃内視鏡は最強の組み合わせなのだ!! パート1

NBI前「ただともひろ胃腸科肛門科」オープンよりわずか一か月半あまりで既に200件を超える内視鏡検査(経鼻胃内視鏡/大腸内視鏡)を大きな事故無しにこなしている毎日です。

全くの新規オープンのクリニックとしては驚異的な件数と言って良いでしょうし、仙台や福島(新幹線で大宮まできて、そこから10分ほどといえばそうですが・・)や海外から(!!)まで信頼して検査を受けに来て頂き、僕には感謝のしようもありません・・、本当に御支援有り難うございました。

それと、さらには近隣の医療関係者(近隣のクリニックの院長先生方やその従業員の方々)が数多く検査を受けに来て下さったのは、(近隣の業界関係者にもある意味認めて頂いたのかな?という僕個人的な思い込みを含めて)励まされました。有り難うございます。

200件余の中で、半数は経鼻胃内視鏡検査ですけれど、次々号(9月7日発売号)の週刊文春の経鼻異内視鏡特集の片隅に僕のクリニックも掲載させて頂くことができて、より研鑽を積んで、精度の高い診療を行っていく気持ちを新たにしています。

前置きが長くてすみませんでした・・、


で、このオリンパスの4.9mm経鼻胃内視鏡+NBI (Narrow Band Imaging、光の波長を変えて病変を浮かび上がらせて映し出す機能)の組み合わせが、実際に使ってみて本当に凄いんです。



まずは、ラクチン胃カメラ・経鼻胃内視鏡のこれまで、論議されてきたメリットとデメリットですけれど


メリット

・「オエッ」という嘔吐反射が無い

(「オエオエ」しない(観察部位が動かない)ので、食道/胃/十二指腸をきわめて快適にきっちりと観察できます)

・口を塞がれないので、会話しながら検査ができる

(検査している側からしても、本当に最初はびっくりしました。胃の中の画像を見せながら質問して頂いてそれに答える事ができますし、世間話も出来ます。)

・超極細4.9mmなので、ほとんどスパゲッティと同じ太さ、スムーズに鼻をこえる(もちろん、鼻のスプレー麻酔はしますが)


まとめると、以上の特色をふまえて(一般論として)、これまでの口からの胃カメラの辛さを10とするならば、鼻を通過する際の違和感はあるものの、その後は嘔吐反射が無い分、2ー3程度の辛さですむ



になります、まあ、一言でいうと「ラクチン胃カメラ」という表現が本当に(何百症例もやってみて、それに自分も受けてみて、さらに切実に感じますが)正しいと(僕は)思う。


一方、これまで指摘されているデメリット(と僕の個人的な意見)は

・内視鏡が細い分操作がしにくく、見落としが発生する危険がある
(大腸内視鏡(胃内視鏡より柔らかい)の経験のある医師であれば全く違和感はないと思う、特に噴門部分が見落としやすいと言う意見は、(ひねりさえ使用できれば)見るのに苦労した事がないので(僕個人的には)理解できません)

・クリップ(内視鏡手術処置の際に使用する器具)が使用できない

(胃内視鏡でクリップを使用する手術処置の頻度はきわめて少ないので(救急施設でなければ、数百件に1件程度だと思う、さらには、それも大部分検査前に予測できる)、病理組織採取ができれば通常は問題にならないはず。もちろん、クリップなどの準備無しに検査を施行して良いと言っているわけでは決してありません!!)

・画質がやや落ちる

(オリンパス製品に関しては、従来の細経の胃内視鏡と同じ画質なので、フ○ノンの旧式の機種の事を指しているものだと思う(注:2005年9月に発売された新機種では改善されているようです))

・鼻血(鼻出血)を起こす危険性がある

(これも、はっきりいって画像を見ながら挿入するわけなので、テクニック上の問題が大きい(個人的には経鼻胃内視鏡の経験検査数が100件未満の医師に多いトラブルの様な気がする)感じがする。僕個人の経験ではクリニックオープン後の一か月半で、100件以上施行していますが、鼻出血トラブルはゼロですし・・)


もちろん、僕が熱く語った所で、「経鼻胃内視鏡を推進している人だからね!」の一言で片付けられてしまうと、もちろん反論のしようも無いんですけれど・・(そういう方には、絶対に経鼻胃内視鏡を体験してほしいとも思うけれど・・)


それで、鼻からの胃カメラとNBIとの組み合わせがなぜ最強だと思うかというと・・

次回に続く・・
(最初の画像がNBIだとどのように変化して見えるのかみればきっとあなたも納得するはず!!)


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