2006年08月27日

NBIと経鼻胃内視鏡は最強の組み合わせなのだ!! パート2

NBI前NBI後

論より証拠! と言うわけではありませんけれど、左の2つの写真

一つは最新式の光の波長を変えて病変を浮かび上がらせる機能(NBI: Narrow band Imaging)を使う前の写真、そしてもう一つが、使った後の写真です。

通常の(従来の方式では)見えにくかった境界がくっきりと浮かび上がって、はっきりと見えるようになるのが分かるはず!(あなたもそう思いますよね?)

これが、従来のように色素を散布したり(上手に散布しないとかえって分かりにくくなってしまったりする事もよくあった・・色素が多すぎると病変が隠れて見えなくなってしまうし、少なすぎるとほとんど効果が出ない)することなしに、ボタン一つで画面が一瞬にして切り替わって観察できるのです。

これを「内視鏡における、真の光の時代到来!内視鏡革命!」というのは決して誇大広告ではない(と僕は)思う。

もちろん、そのような意図を持って開発/発売された機能なわけですから当然と言えば当然なのですけど、僕はそれに加えて、この機能を「経鼻胃内視鏡(鼻からの胃カメラ)」と組み合わせて使用するのが最強の組み合わせだ!!

という個人的な意見(想い)を書いてみたいと思います。

もちろん鼻からの胃カメラは、従来の胃カメラの辛さを10とすれば、2ー3程度のつらさですむ格段に楽な検査なのですけれど、

それに加えて、何よりも特筆すべきは「嘔吐反射(オエッという反射)」がほとんど起きない事があります。

それにより、従来の方式で行い、オエオエした状態では観察がゆっくりできなかった部分もじっくり観察できるわけで、それがメリットの一つでありました。

そして、それに光の波長を変えて病変を観察する機能が加わったならば・・・


従来より数段ラクチン、なおかつ従来よりも数段高精度な検査になるわけです!!


そんな、うまい話はありえない!裏があるのでは?とツッコミを受けるであろう事は十分に分かってはいるのですけれど、

でも、これに関しては、本当に事実です。

あ、別に最初に示した写真は、デモンストレーション用にGIF-XQ260で撮影したものではなく、正真正銘GIF-N260(4.9mmの経鼻異内視鏡のスコープ)で撮影したものです。(注:アップロードする際のファイルの容量の関係上、実際より画質は落ちていますが)
もちろん、オリンパスが公式に発表しているように、XQでなく、Nシリーズの場合(経鼻胃内視鏡の場合)、若干光量が少ないため画像が暗くなるのは事実です。

それでも、この画質ですからね・・実際の臨床現場で使用するには十二分に役に立つ(と僕は)思う。

ゆえに、僕は色々なご意見があるのは重々承知していますけれど、あえて、

NBIと経鼻胃内視鏡は(ラクチンかつ高精度と言う意味で)最強の組み合わせなのだ!

と主張したいです。

そんなところまで誰も気にしちゃいないよ!と言われると困りますが、まあ、もともとマニアックなブログですのでその点はご勘弁を・・
ちょっと最後に宣伝を、(当たり前と言えばそうですけれど)ただともひろ胃腸科肛門科ではこの、NBI+経鼻内視鏡を全例に行っていますので、最先端医療に興味のある方は是非一度来院のほどお待ちしております。



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この記事へのコメント

1. Posted by てる    2006年08月29日 21:49
マニアックで詳しくは分かりませんが、画像の病変がくっきり見える事は分かりました!
(~ー~) ヘェ〜ナルホド
“週間文春”発売したら拝見しま〜す!
ε=ヾ(*~▽~)ノ
それでは、頑張って下さ〜い!
ヾ(*'-'*)マタネー
2. Posted by まさや    2006年09月07日 21:03
開院おめでとうございやす(o^∀^o)

ひさびさにマニアックな話がきけて楽しいです♪

ホントにハッキリ違いますねぇ( ゚д゚)

親に経鼻胃内視鏡勧めたんすケド、
地元ではまだやってないみたいで(´・д・`)
3. Posted by まさと    2006年09月17日 22:48
やはり経鼻は魅力ありますね。NBIとの組み合わせはクリニックならではの発想です。すばらしい。
4. Posted by ただともひろ    2006年09月26日 22:53
5 てるさま コメント有り難うございます
NBIでは本当に病変が浮かび上がります!
機器の進歩って本当に凄いですよね
これからも一件一件精度の高い検査を心掛けていきます
5. Posted by ただともひろ    2006年09月26日 22:56
5 まさやさま
コメント有り難うございます
マニアックな話にいつもおつきあい頂き有り難うございます
鼻からの胃カメラ、経鼻胃内視鏡は本当にみんなラクチンだったと言って頂いており、従来の口からの胃カメラとは本当に勝負になりません(ラクチンさと言う意味において)
急速に導入が進んでいますので、近隣で始まるのも時間の問題だと思いますよ!
6. Posted by ただともひろ    2006年09月26日 23:00
5 まさとさま 初めまして、コメント有り難うございます
NBIの導入は進んでいますけれど、経鼻胃内視鏡との組み合わせは、たしかに大学病院レベルではまだほとんどないかもしれません・・
(経鼻胃カメラ自体が大学では導入がほとんどされていないんですよね・・)
ハイビジョンではないけれど、それでも従来の画質と同じなので、地域医療の最前線では本当に強力な組み合わせだと(僕は)思っています
7. Posted by ゆきえ    2006年09月27日 01:40

初めまして。初めてカキコさせて頂きます。
ゆきえと言います。

胃カメラ。。。私、経験してみたい(><)

ただ23歳なんですがやって頂けますか?(笑)
前に勤めてた職場での検診では胃カメラは
40歳からと言われちゃって。。。
断念して今に至ってます。

ちなみに出来るとしたら料金はおいくらですか?
教えて下さい。
8. Posted by ただともひろ    2006年11月26日 16:27
5 ゆきえさま はじめまして、胃内視鏡は症状あるようであれば保険適応で受ける事できます。径鼻胃内視鏡は本当にラクチンですので、若い方には特におすすめです。保険負担割合が3割の場合6000−8000円、ピロリ菌検査まで行うと10000円近くになります。 返事遅くなりすみませんでした。

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