潰瘍性大腸炎・クローン病

2005年11月26日

何も変わらない事へのいらだち

「いや、僕はもう薬を飲まないことに決めたんです」

最近立て続けに、この言葉を聞きました。

さらに

「薬はもう長いこと飲んでいません!」

とも、今日2回も聞きました。


潰瘍性大腸炎とクローン病は国の定める特定疾患に認定されています。

特定疾患(難病指定)されているということは、逆に言うと「治らない病気」であるとも言うことも出来るのかも知れません・・・

これは、「まだ原因を特定できていない」という医療従事者側のつらい点があるのもまた事実です。


そして、大して症状が変わるわけでもないのに、定期的に通院し、薬を飲むメリットを感じなくなる方たちが出てくるのも僕はある意味仕方ないかも?、と思うこともないではありません。

(それだけ、医療従事者側がメリットを出すことが出来ないでいるわけですから・・・)


でも、薬(ペンタサないしはサラゾピリン)を飲むことで、炎症が抑えられるのは事実ですし、

さらにはペンタサ注腸(ペンタサの注腸薬)を用いることで、

寛解維持期(症状が悪化せずに普通に暮らせる時期)が、有意に長くなるというデーターが発表されているのも事実です。


ちなみに、ペンタサ注腸って、飲み薬と同じ成分なので、

注腸(肛門から液体の形態で注入する)を週2−3回行うだけで、さらなる効果が上がるとは当初なかなか医療従事者側にも驚きの事実ではありました。

(プレドニン(ステロイド)より副作用は少ないし、ある意味夢のような話です。もちろん、今後のさらなる評価は必要でしょうが・・・)


それはともかく


そのように、いろいろ進歩している医療水準の中で、

「変わらないので、もう治療受けるのやめた」(という趣旨)

の言葉に出会うと、

「色々と進歩している最新医療を受けることをそれほどまで拒否しなくても・・・」

と、少し残念に思うのは僕の思い上がりかも知れません・・



僕は、実際には


「何も変わらない事へのいらだち」


を体験しているわけではないのですから。



それでも・・・本日

これまで、クローン病の治療を一切受けずにいた、難治性痔瘻(数十の痔瘻ができていて、実質便が垂れ流しになっている・・・)の方が

手術に向けて、一生懸命、自分で創部の洗浄を再開し始めた

そんな姿に、感動する僕なのでした。



amggogo at 23:33|PermalinkComments(9)TrackBack(1)clip!
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